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目先の利

目先の利


 会社の経営が思わしくなく、立て直しのために、社長を交代させる
 ことになったとします。

 このような場合、たいてい、他の会社で同じように再建の実績を
 上げた人が新しい社長に選ばれます。

 しかも短期間に経営を回復させた人が、新しい社長に選ばれること
 が多いようです。

 このような新社長は、なんとか短期間に業績を回復させようと、
 思い切った手段を講じます。

 時には、荒っぽい手段に訴えることもあります。

そうして、1、2年といった短期間で経営を立て直すことができれ
 ば、世間からは、名経営者との評判が立ちます。


 しかし、往々にして、このような大なたを振るった改革は、後々に
 ひずみを生むことが多いようです。

 新社長の取った手段は、人に例えるなら、病気の時に、即効性は
 あるけれど、副作用の非常に高い薬を与えるようなものです。

 
 なぜ、新社長は、短期間で事を急ごうとするのでしょうか。

 それは、回りからの評価を短期間で得たいからです。

 10年後、20年後にその会社がどうなろうとお構いなく、自分が
 経営に携わる、直近の数年で成果を上げないと、回りが評価して
 くれないからです。

 回りの評価というものは、自分の給与に影響してくるのです。


長期的視点

 先ほどの例は、即効性のみを追求する経営者です。

 短期的な成果しか求めていません。


 一方で、後世に名を残すような名経営者のやり方は異なります。

 すぐに業績が回復がするような方法ばかりを追いません。

 最初の数年は、その会社の将来の礎になるような、目立たない、
 地道な方法をとります。

 その方法は、すぐには成果が上がりませんから、世間の評判は良く
 ありません。

 良くないどころか、ダメ経営者の烙印を押されることもあります。

しかし、そういう評判を気にすることなく、会社の10年後、
 20年後を見据えた手段を着々ととっていきます。

そうして、10年、20年後に、まいた種が大きく花開くことに
 なるのです。

 その時は、礎を作った経営者は会社を去っているかも知れません。

 しかし、世間は、その経営者を大きく評価します。
 あの経営者が取った方法は、間違いがなかったんだ、あの人こそ
 名経営者だと。


 後世に名を残している経営者は、ほとんどが後者のタイプです。


 
 先の例では、会社の経営者を例に取りましたが、同じようなことは
 何も会社の経営だけに当てはまる話ではありません。

 スポーツ、学習、教育、家庭、いろいろなところで同じようなケース
 があると思います。


 それでは、目先の利を追う方法と、長期的視点に立つ方法、どちら
 が良いかとなると、一概には言えません。

 会社経営のケースでいきますと、明日、明後日の事をどうしようか、
 といったような火の付いた状況の時に、10年後、20年後の話
 ばかりしているわけにはいきません。

 かと言って、目先の利ばかりにとらわれると、将来に禍根を残す
 ことにもなりかねません。

 ただ、往々にして、私たちは目先の利にとらわれやすいです。

10年も先のことを考えて、今日、自信を持って将来に投資すること
 は、大変な勇気が必要です。

でも、時にはこのような視点でも、ものごとをとらえてみられては
 いかがでしょうか。

 今日まいた種が、10年後、20年後に大きく花開くことを期待して。


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